• 【栃木の道程】私を私たらしめるもの

     栃木を旅するなかで、自分に驚いたことがある。 日光東照宮の賑わしさからわずかに離れた、大谷川の小渓谷・憾満カンマンヶ淵でのことだ。 両岸に…


  • 遊行柳と殺生石

     那須の名所旧跡に「遊行柳ゆぎょうやなぎ」と「殺生石せっしょうせき」という二景がある。 が、その実体はなんてことはない「木」と「岩」に過ぎな…


  • 掘る、彫る

    ほ・る【掘る】[動ラ行五(四)]①穴をあける。「トンネルを…」「井戸を…」②穴の奥に埋まっているものを取り出す。「芋を…」□「手」に「屈む」…


  • 足尾の山の緑と銅(あかがね)

    「私たちはね、70年かけて失ったものを、100年かけて取り戻そうとしているんだ」  場所は栃木県西部、渡良瀬川の最上流部にある足尾銅山のお膝…


  • 平家大祭

     祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり 娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす 驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし 猛き者もつひ…


  • 日光、あらたふと

     五月三十日、日光東照宮に参詣する。  群馬県片品村から金精峠を超え、悠々と水を湛えた中禅寺湖を過ぎ、第一いろは坂を滑り降りたらいよいよ日光…